未来応援奨学金にいがた
一般財団法人未来応援奨学金にいがた
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第1回奨学金成果報告会を開催いたしました

2023-11-23

令和5年11月22日に、新潟市のユニゾンプラザにて「第1回奨学金成果報告会」が行われました。

当財団に奨学金でご支援いただいている皆様に、この奨学金を受給している大学生、専門学校生から直接その成果を報告してもらうために開催しました。

大きな感動をいただきましたし、涙を流す人もおられ、参加した学生も含め参加者全員が「参加してよかった」と感じていただきました。

《目標》
経済的な貧困を諦めず、勉学に励む学生の現状を支援者の方々に知っていただく
奨学生同士が交流し、夢や希望に向かう契機とする

この目標を果たせたと感じることができた報告会になりました。

当日は、五十嵐一浩選考委員長による貧困の子どもに対する支援の取り組み「貧困の現状と実態」と題してミニ基調講演(下記)の後、奨学金受給者を代表して5名から成果発表とグループに分かれて支援者と学生の懇談会がありました。

《目に見えない貧困の実態》
私は38年間中学校に勤務し、貧困による未来ある子どもの夢や希望が打ち砕かれる様子を目の当たりにしてきました。経済的理由で好きな部活には入れなかった子、進路変更を迫られた子、高校進学を諦め就職した子、交通費が出せずバスや電車を使えず徒歩と自転車で3年間通った子。

仮に目の前を歩く高校生がそのような厳しい状況にいても、そのことに気付く人はいないでしょう。しかし今、相対的貧困(2021年で所得が127万円以下)に苦しむ子どもが6人に1人いるとされています。目に見えないことの大きな社会問題は一刻の猶予も許されない状況にあります。

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